神仲(5)
お狐様に抱き抱えられて眠るユキは目を覚ました。
目を閉じて眠るお狐様の顔をじっと見つめてから、布団から出る。
立ち上がって、庭に向かう。
今日はひどく冷え込んだ夜で、裸足で廊下を歩くだけで足先から冷えてくる。
「おやおや、お出迎えかな」
庭の奥からやってくる、神々しい誰か。
「こんな夜更けにどなたでしょう」
「私は恋愛成就の神、トワじゃ」
真っ白な着物で身を包むその姿につい、見惚れてしまう。
足元の草花が芽吹き出すのを見て、わあ、と声を漏らす。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2026/4/3 12:16
志筑 天空