家族以上、知人未満な僕と君。
(前回の続きです。)
34−教えてよ。
「こんにちは。叔父さん」
「こんにちは。ここに来たってことはそういうことだよね。」
「はい。全部一応伝えました。」
ここへ来る時、颯くんはずっと黙り込んでいた。何を考えているのか。それとも、何も考えられないのか。
「颯くん、こっちに来て。」
私たちにおじさんが見せたのは桜さんの携帯と手紙。私はそこに何が書いてあったのかは分からない。私がいない方がいい、と感じたからリビングで颯くんを待っていたのだ。
颯くんが部屋から出てきたとき、彼の目の周りが赤くなっていた。泣いたんだろうな。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2023/9/18 8:26
月白 雪加ーTsukisiro Sekka.
気まぐれ投稿です。たまに消えます。
書く専です。
respect→Suzuki daijiro様 hakuri様 Kisaragi choko様 Kume emiri様