夏祭り

ドン、と遠くで最初の音が響いたとき、 私はまだ神社の長い石段を登っていた 周囲を歩く浴衣姿のカップルや家族連れが、 一斉に歓声を上げて足を速める 大好きな人と見る「初めての花火」になるはずだった 誰もが空を見上げて、うっとりとその光を瞳に映している けれど隣には、ぽっかりと誰もいない
aoao
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