ダリヤス 闇より生まれし光
第九章:風の中に残る声、命の果てに見る真
育ての父の死。その真実を求めて、ダリヤスは自ら村とその周辺を歩き、地道な聞き込みを続けていた。
証拠はなく、手がかりも乏しい。だが彼の胸には、「何かがおかしい」という確かな直感があった。
そして心の奥には、ひとつの誓いが静かに灯っていた。(たとえこの命に代えても……母を守る。そして、父の死の真実をこの目で確かめる)
アマスたち一人ひとりに、当時の様子を丁寧に尋ね歩く日々。
意外にも、調査はそれほど長引かなかった。数か月のうちに、「父を殺した」とされるアマスの居場所が明らかになったのだ。
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カテゴリー: SF
投稿日時: 2025/6/15 4:30
最終編集日時: 2025/8/12 1:15
空 導士(そら みちる)
キラリと光、希望と見えない闇、僕らは常に生きる為の道を自ら選び進んで行く。
間違えた道は闇、正しい道は希望の光。