140文字小説+α その118 「スーパーボール」

 部屋でスーパーボールを見つけたので、壁当てして遊んでいた。  すると、すっぽ抜けて窓ガラスを割ってしまった。  当然ながら、親に怒られる。 「あんた、何やってるの!」 「ご、ごめん」 「まったくよ! もう28歳でしょ!」  今、年齢のことを言われると効く。  28歳で、スーパーボールで窓ガラスを割る……。  なかなかに恥ずかしい話ではある。
きと
きと
就労移行支援を経て、4度目の労働に従事するおじさんです。 あまり投稿は多くないかも知れませんが、よろしくお願いします。 カクヨム、エブリスタでも小説を投稿しています。