9 夢と仲間

9 夢と仲間
「プシュケさん、ネネルさん、お待たせしました!って、え?ペレさんじゃないですかー!」 受付嬢リゼルが小走りで駆け寄ってくる。手には紙束。 「こんにちは、リーゼさん!ご無沙汰してます。」 「リゼルさん、ペレさんの事知ってるんですか?」 「ええ。知ってるも何も、この方も御仲間候補の一人ですよ。」 「「ええ!そうなの?」」念願のリゼルさん到着に、安堵したのも束の間、驚いた二人は思わず叫んでしまった。 「私も、御相手がプシュケさん達だとは、ちっとも知りませんでしたよ!リーゼさんには『素晴らしい方々がいるので、彼らのパーティに入るの考えてみません?』としか言われなかったので。」 「んもう!サプライズにしたかっただけなのに、なんでそんな言い方するんですかー?ペレさんったらひどいですよ、全く! これで、仲間候補の方たちが集まりました!ほら、ギルドの控室へご案内します!ついて来てください!」なんかとても不貞腐れていた。申し訳ないような気持ちが、プシュケの中を一瞬通り過ぎていった。 ギルドの応接室。何人かの冒険者候補が集まる。
あいびぃ
あいびぃ
初めまして、あいびぃです! 見つけてくれてありがとう♪ 私自身、生粋のアニオタ・漫画オタなのでファンタジーが多めになってます…多分。 詳しいことは「自己紹介」にて! まだまだ若輩者なので、応援よろしくお願いします! ※❤︎&コメはめちゃくちゃ喜びますので、私を喜ばせたい方は是非! 私の事が嫌いな方はオススメしません。