140文字小説+α その155 「テレビを見ながら」

 テレビで学生合唱コンテストが放送されていて、なんとなく見ていた。  あー、なんかこう言うのやったなー。 「っつーか、うるせぇなこいつら。時間考えろよ……」  自分で無意識にそう言ってビックリした。  バカなのか、俺は。  合唱にうるさいって。そらそうだろ。頑張って声を張り上げて、必死で歌ってんだから。  ダメだ。気分を変えよう。  テレビのリモコンを操作して、チャンネルを変える。  すると、鉄道旅の番組が放送されていた。これはいい。のんびりしていて、気持ちが落ち着く。
きと
きと
就労移行支援を経て、4度目の労働に従事するおじさんです。 あまり投稿は多くないかも知れませんが、よろしくお願いします。 カクヨム、エブリスタでも小説を投稿しています。