楽にさせて

楽にさせて
どうしても、1人の夜が嫌だった、誰かと一緒に寝たい、毎晩毎晩寂しくて、苦しくて、寝られない日々が続いた。一緒と言っても添い寝とかじゃない、ただ電話でもいい近くにいられる存在が僕には欲しかった。狭くて暗い部屋で独り、カーテンもなく窓からは星が見える夜は、さらに苦しくなってしまう、どこにも打ち明けることの出来ない寂しさ、誰に打ち明ければいいのか分からないこの気持ち、僕はもううんざりなんだ、かと言って一緒に寝る相手も居ない、たった1人の僕は、また、寝れない夜を過ごすだけ日に日に削がれる生きてる感覚、ただ息をしてるだけの中身は空っぽの人形みたいな感じ、これを直したい、今は何に対してもやる気が出てこない。僕は好きなことすらも手放してしまいそうで怖いんだ、自分が悪いことをした訳でもなく、いいことをした訳でもない、でも、何故か寂しいんだ、どうして僕なの、どうして眠れないの、お薬も飲んでるのに眠れない、もう、いい加減眠らさせてよ、例え眠ったとて1時間後には起きる、もういい加減楽にさせてくれ
夜傍 宵夢
夜傍 宵夢
夜は何時でもすぐ傍に ただの高校生