青い想い ⑵
僕は家に帰ってからも、部屋に引きこもって泣いた。
涙はいつまでも枯れなかった。
もう消えてしまった彼女を諦めたくて、でも、どうしても彼女が諦められなくて、
記憶の中で彼女の背を何度もなぞった。
こんなにも深い喪失感は初めてだった。
ふと、昔の彼女との思い出に想いを馳せる。
ーあれは、小学五年生の時だった。
僕と彼女と彼女の友人は、一緒のクラスになってからすごく仲が良くなって、いつも一緒だった。
僕と彼女は家の方向が一緒だったので、いつも一緒に登下校をしていて、
そのうち、僕が彼女のことが好きだと告げて、彼女も僕が好きだと言ってくれた。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2024/10/4 9:24
Raika
私の書いた小説を読んでくれたら嬉しいです‼︎