青い想い ⑵

青い想い ⑵
僕は家に帰ってからも、部屋に引きこもって泣いた。 涙はいつまでも枯れなかった。 もう消えてしまった彼女を諦めたくて、でも、どうしても彼女が諦められなくて、 記憶の中で彼女の背を何度もなぞった。 こんなにも深い喪失感は初めてだった。 ふと、昔の彼女との思い出に想いを馳せる。 ーあれは、小学五年生の時だった。 僕と彼女と彼女の友人は、一緒のクラスになってからすごく仲が良くなって、いつも一緒だった。 僕と彼女は家の方向が一緒だったので、いつも一緒に登下校をしていて、 そのうち、僕が彼女のことが好きだと告げて、彼女も僕が好きだと言ってくれた。
Raika
Raika
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