煙草とあなた──煙草も、私も、あなたの大切。
「ねぇ、裕二、私あなたが好きよ。」
ヒリヒリと痛む私の右頬を、裕二は優しく撫でた。
「うん。」
私が殴られるようになったの、いつからだったっけ。
頬を撫でる裕二の目は私の目を優しく見ていた。
「お前がいい子でいれば、こんな事しないんだけどな。」
裕二の手は頭へ移動した。
「ごめんなさい、、。」
2人きりのアパートなのにすごく狭く感じた。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/10/9 4:58
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
かつらな
現役女子高生、17歳。
かすかな痛みと夢の残り香を言葉に変えて、生きている証を綴る。