第1章①

目覚まし時計のアラームがなっている。夢を見るのは好きだ。だけど、朝が来て現実の世界に引きづられるのは嫌いだ。だけど起きないといけない。そんな世界に私は生まれたんだから。今日もまた重い体を起こす。早起きしたって起こしに行く人なんていないけど。服に着替えてから下に降りた。キッチンに行くとジューと卵を焼く音が聞こえてくる。 「おはよう、純恋ちゃん」 風香さんが振り向く。もう髪が真っ白になるほどのおばあちゃんだが、笑顔が綺麗な方だ。 「おはようございます。」 私は何も言わずに風香さんの隣に立った。 「手伝います。」 「いや、いいよ。新品の綺麗な制服が汚れちゃたら大変だよ。今日は私がやるね。」 「すみません。」 私は、椅子を引き座った。テーブルの上には、今日届いた新聞が置いてあった。手に取り中身を見た。2枚目の部分には殺人事件の情報だった。 「この殺人事件そう遠くない所で起こっているね。」
如月 織兎
如月 織兎
ただの本オタクの学生です。色々なジャンルを書きたいと思っています。読んでくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。