明日へ

明日へ
僕は学校をやめた。 やめた理由は、人間関係のちょっとしたトラブルだ。今時そんな珍しくもないだろう。 トラブルと言っても、本当に全然大したことないんだ。 そいつは所謂、幼馴染で小学校から高校までずっと一緒だった。 だけど、そいつは人の悪口を平気で言うような奴だった。 もちろん僕にも遠慮なく、ひどい言葉を浴びせてきた。 その度に、身を引き裂かれるような思いだったが、どうしても引き離す事が出来なくてただ笑って誤魔化していたんだ。 今までだってずっと我慢できていたのに、あの時、どす黒いモヤモヤした感情が心を包み込んで、悲しさからか、憤りからか、とても泣き出したい気持ちに駆られた。
無透
無透
少しでも共感できる、面白い、いいなと思ってもらえるように頑張ります。 まだまだ未熟ではありますが少しでもこの駄文に目を通していただけたらなと思います。