夏祭り
木について残ったままの藁人形と蝉の抜け殻、
屋台焼きそばの匂い、騒ぐ有象無象の声
高校最後の夏休みが始まって以来、彼女とはLINEでしか会うことはなかったが、今宵久々に会った彼女はいつもはヤドンのようだが、今日はメガヤドランのようだった。
いつものポニーテールとは打って変わって
髪の結び目がメロンパンのような形をしており
人毛で作ったアート作品のようなお団子ヘアーだ。
彼女はいつも、言葉にできない感覚に
脳を巡らせてどうにか言語化しようとせず
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/8/17 5:21
最終編集日時: 2025/11/12 8:37
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
白痴