4.25
僕は気がついたら白髪の女の人(白江さんというらしい)に手を握られていた。
どうやら僕は気絶したあと一日自然愛好かつ保護部の部室で寝ていたらしい。
白江さんはこの部活の部長なので僕のことを一日付きっきりで見ていてくれたということがわかった。
僕は白江さんのような美人な方に手を握られたのは初めてで顔が真っ赤になってしまった。白江さんでこんなになってしまうならいつか香川くんに手を握られた時どうなるのだろう。
何故僕が急に気絶したのか、その時どうだったのかを白江さんは知りたいと言った。なので僕は事の経緯を全て話した。
そしたら白江さんはいきなり泣き出した。
感情全てが出たような泣き方ではなく、人形の目に水を垂らしたような。そんな泣き方だった。
僕はどうしたらいいのか分からなくてあたふたとしていた。そんな時いきなり黒髪の男の人(ヒロさんというらしい)に殴られた。
おい!俺の虹子を泣かすな……みたいなことを言われたと思う。
この二人はどうやら夫婦とヒロさんは言い張っていた。でも白江さんは顔を横に振っていた。だから本当なのかは分からない。
0
閲覧数: 25
文字数: 531
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2024/7/12 13:54
椿ましゅ
配信しながら文字書きもしてます
Twitterフォローもお待ちしております!