知るという喪失
「知るということは喪失である」
そう彼は題した。
彼が言うに、知ってしまった人間はそれ以上を追い求める機会を失うそうだ。対し私は「知っている者の方が何かを得ているのでは無いか」と説いたところ、「それは違う」と諭された。
「知らない人間はより多くを得る」
これが、彼の持論であった。
しかし私は疑問であった。何故なら、「知らない人間は知っている人間よりも持ち得るものが少ない」と考えたからだ。
彼はそれを激流が如く否定し、新たな言葉を提示した。
「知るとは知識の大小ではない」と。
私は頭を捻った。それはもう、彼の捻くれた根性も叶わぬ程に私は捻った。けれども理解及ばす、彼にその真意を問う。すると彼は答えた。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2026/5/25 12:05
じゃらねっこ
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