守ることに疲れた天使
ある協会の中に、誰かを待っている天使がいた。
その天使はいつも自殺しようとしている人を救っていた。
ある日、天使は1人の人を救うことが出来なかった。
その日以来、罪悪感で天使は人を救うのに苦労する様になり、時折救えなくなっていた。
天使は自分より他人を救う事ばかり考える様になり、自分のことなんざひとつも考えなくなった。
天使は度々考える
(何故救えないんだろう。どうやったら死者を無くせる?僕が天使である理由を考えるんだ。)
ある夜、天使に1人の悪魔か語りかけて来た。
「死にたがる人はもう手遅れだ。救う意味なんざ1つも無い。潔く諦めろ。」
悪魔はそう言うと、帰ってった。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2023/7/14 11:23
最終編集日時: 2023/10/4 14:45
蛾
どうも蛾です。