守ることに疲れた天使

守ることに疲れた天使
ある協会の中に、誰かを待っている天使がいた。 その‎天使はいつも自殺しようとしている人を救っていた。 ある日、天使は1人の人を救うことが出来なかった。 その日以来、罪悪感で天使は人を救うのに苦労する様になり、時折救えなくなっていた。 天使は自分より他人を救う事ばかり考える様になり、自分のことなんざひとつも考えなくなった。 天使は度々考える (何故救えないんだろう。どうやったら死者を無くせる?僕が天使である理由を考えるんだ。) ある夜、天使に1人の悪魔か語りかけて来た。 「死にたがる人はもう手遅れだ。救う意味なんざ1つも無い。潔く諦めろ。」 悪魔はそう言うと、帰ってった。
蛾
どうも蛾です。