チューインガム
わたしは、滅多にガムは噛みはしないのだが、それはトラウマらしい、記憶がそうさせているのかも知れない。
ウチの実父は、兄弟のいない一人っ子である事も、関係は有るのだろうか、また性格からなのか、人間付き合いが下手なのか、苦手なのか、わたしが物心ついた記憶のある、三、四歳頃には、一人親方とでも言うのか、社員も何もいないワンマンなので、組織化など皆無の、株式会社でもなく、有限会社でもなく、法人格を取った個人事業主とも言わずに、一人で気侭にビニールハウス(温室)の、建築を仕事としていた。
この父は、家の食事でも、兄にも、母にも、毎回の様に指摘されていたが、咀嚼のときに、口が開いているのだ。
「クチャっピチャックチャピチャチャッチャ」
と、おもちゃのチャチャチャやないで?あんた?記憶の育ったわたしも、そうムカついていた。
直そうとしない。それが当たり前、普通、本人曰く
0
閲覧数: 132
文字数: 1409
カテゴリー: お題
投稿日時: 2024/2/4 21:39
Kazuayano
永遠のガキ