最後の恋
好きだったのになぜか別れた人
再び出会ったのは、世界の終わりの時だった
「世界は既に滅んだ。世界には、もうぼくと君しか残っていない」とぼくは言った「どうしよう?」
「最後の二人なら、あたしたちがアダムとイブになるしかないわね」
「うーん」
ぼくは唸った
「娘しか生まれなかったら、俺が娘と子作りするのか? やだぞ、俺は」
「そうしないと世界が始まらない」
「世界なんか、このまま滅んでしまえだ」
「でも、あたしはイブになりたい」
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カテゴリー: SF
投稿日時: 2025/11/22 10:53
病葉
SF、ファンタジー、ミステリー、コメディが好きで、本、映画、ドラマ、どれをとっても鑑賞範囲が狭くて
自分好みな話を好き勝手に書いてます
でも、読んでくれたらとても嬉しい
水瓶座
宜しくお願い致します