クリップショット
「クリップでいい」
そう言い放つと、剥き出しの銃身を目線へと持ち上げ、銃口を突き付ける。
その姿はまるで、飢えた肉食獣のように獰猛で、底の知れ無い不敵な笑みは、狐のような狡猾さを放っていた。
─コツリ。コツリ。
怯まず、一歩一歩と間合いを縮める手合いがそこに一人。
「ははっ」
乾いた笑いが響き渡る。
─コツ…。
白線を踏む足音と共に、緊張感が迸る。
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文字数: 1207
カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/10/14 18:57
最終編集日時: 2025/10/15 4:52
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
じゃらねっこ
ねこじゃらしが好きなので、じゃらねっこです。