死にたくないから、私は弦を弾いた

  死にたくないから、私は弦を弾いた  青春の終わりが春風と共に流れて、思わず感傷深く考えてしまう。  学校の鐘が大きく鳴って、それが多分最後の鐘で。 「終わったん……だね」  思わず、短く呟いた。  小さな峠に隔てられた学校。そこで、小さな卒業式が行われた。
へいたろう
へいたろう
適当に小説を書いている高校生です。 よろしくお願いします。 あまり他の方の物を読みません。気が向いたら反応します。