両親
私は“名家のご令嬢”として生まれました。
幼い頃から何不自由なくチヤホヤされながら暮らしていました。
生け花やお裁縫、お料理の練習。
私は不満を感じていませんでした。
上手に出来れば母に褒められ、可愛く結ってもらった頭を
父にくしゃくしゃに撫でて貰うことが私の喜びでしたから。
ある日の事です。
私は朝早く神妙な面持ちの使用人に起こされました。
私はまだ七つ程でしたから
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カテゴリー: ミステリー
投稿日時: 2023/11/4 11:00
美日向彩乃
気の向くままに詩や小説を載せています。アニメ、漫画、音楽や絵が好きです。投稿頻度めちゃくちゃです。よろしくお願いします。