鏡の隣の個室

「幽霊なんて、本当にいるの?」 そう聞かれたら、私は今でもうまく答えられない。 信じているわけでもないし、完全に否定できるわけでもない。 ただ、「あれは何だったんだろう」と思う体験なら、一度だけある。 中学一年生の夏休み。 私は吹奏楽部に所属していて、コンクールに向けて毎日学校で練習をしていた。
月詠 雛
月詠 雛
04(21) 夢で実際に見た話や、日々の体験をもとに文章を書いています。 詩・小説・エッセイなど、ジャンルにとらわれず言葉を残しています。