化け物を裁く法はない

化け物を裁く法はない
 夜明け前、がさがさと動く気配に目を覚ますと、彼が荷物を纏めてこっそり出て行く処だった  服を着て慌てて後を追った  雨が降っていた  彼は、雨に濡れながら、車のバックドアを開けて荷物を載せている  あたしは叫んだ 「待って。あたしを捨てて行くの? あたしから逃げるの? でも何故?」  彼は振り向いてあたしを見た  そして言った 「愛してる、幸せだった、何故か分からない。でも …… 行かねばならない」  なに訳分からないことを ……
病葉
病葉
SF、ファンタジー、ミステリー、コメディが好きで、本、映画、ドラマ、どれをとっても鑑賞範囲が狭くて 自分好みな話を好き勝手に書いてます でも、読んでくれたらとても嬉しい 水瓶座 宜しくお願い致します