転生ロミオとジュリエット 2話

「スみませン、シェイクスピア女子高等学校にハ、どうやっていきまスか?」 声の方へ振り向くと、栗色の髪の女性が居た。少し面倒臭い。そんな気持ちは心の奥に仕舞い、私は親切に道案内することにした。 「あ、ちょうど行き先が同じなので一緒に行きましょうか。」 この人は良い人だって思って貰えるよう、私はとびきり親切に、笑顔でいた。あわよくばそれを先生に報告して、先生が学校に推薦してほしいという気持ちは、顔に出さないよう心がけた。 「私、山田美桜って言います。美桜って呼んでほしいな。あなたは?」 「私ハ…」 一緒に歩いていると、あいつが視界に入った。 すごく、嫌だ。 あいつを見ると、昔のことを思い出すから。
くらん
くらん
くらんです。 異世界や転生系の話を載せる予定です。切ない系も載せたいな𓈒𓂂𓇬 気まぐれ更新です。 フォロー、♡、アドバイス・感想 頂けると凄く嬉しいです ❣ 良い小説を書きたいので、 アドバイス大募集中です。