分岐
「ねえ、見て」
そう言って、千鶴(ちづる)は制服の袖をまくった。
「っ…!?」
そこには、痛々しい、赤黒い線が無数にあった。
突然のことに、かえって声も出ない。これって、リスカってやつだよね。
動揺している私に気づいていないのか、千鶴はさらにスカートもめくった。太ももがあらわになる。そこにも、似たような線がある。加えて、四つの点が規則的に、何個も並んでいる。何か既視感がある点だ。
「やっちゃったんだよね」
千鶴は自嘲的に笑った。何をって、決まってる。自傷行為だ。これから夏になって、露出が増えるっていうのに。これに対して、私はどんな反応をすればいいのか、全く分からない。
「あの…なんで」
「なんか最近辛いことばっかりで、衝動的に?」
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/12/28 3:10
そら
きままに書きます。