第4話 真実と閉幕
戦争を継続させた犯罪者として蒼一郎は、沢渡副大臣により死刑が執行され20年という短い人生に幕を閉じた。自身の腕の中で蒼一郎を失った美琴は蒼一郎の遺体を強く抱きしめて、命が吹き返さないかと淡い期待を抱いていた。
だが、どれだけ強く抱きしめても蒼一郎からはぬくもりを感じることができず、冷たくなっていくのを実感するだけだった。救えなかった無力感と大好きな人を失った損失感で美琴は泣いていた。
美琴:
「蒼くん・・蒼くん。嫌だよ、また笑ってよ。一緒にお酒飲もうよ。」
沢渡:
「みなさん!ご安心ください。」
沢渡副大臣はどこか自慢げな顔をして周りにいる人たちに向かって演説を始めた。
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文字数: 2002
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2023/4/17 7:11
ゆうさん
同じ作品があると思いますが同一人物です。パソコンとスマホで連携できなかったので新しくこちらから連載いたします。
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