その字
押し入れから見つかった黄ばんだノート。
その隅には、子どもの頃に見慣れていた、少し丸い字の返事が眠っている。
あの頃、私は毎日そのノートを机にそっと置いていた。
すると翌日には、知らない誰かが返事を書いて戻してくれた。
名前も、顔も知らない。でもその字を見るだけで胸が弾んだ。
「つぎはきみのばんだよ」
その一行が、当時の私をワクワクさせていた。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/12/7 6:34
寸志
はじめまして
恋愛小説を書くことが多いです。