波打ち際

波打ち際
「おう!おかえり、お疲れさん」 「うん」 これがいつもの私と父のあいさつ。 私はいつもお父さんと二人で夕日に染まったこのこの波打ち際の横の海岸沿いを車で帰る。 「今日なんかあったか?」 「うーん…別に」 車内には父の好きな一昔前の洋楽が気まずい空気感を和ませようとしている 父は3年前、私が中3の時に母と離婚した。そこから父との二人の生活が始まった。離婚するまで父は家事をしたことがなく戸惑っていたが、今では家事を3年前までしたことがないと言えないくらいそつなくこなしている。
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日頃から考えることが好きで趣味でミニ小説を書いています。絵は苦手です。