ある世界の記録書――薬草の知識
村から離れ、コスモスが咲く花畑を通り過ぎる。私たちの目的は薬草――熱を出した祖父のために、解熱草を煎じるのだ。
「この前、ニーナとルークが花粉まみれの精霊を連れて帰ってきたの知ってる?」
「知ってるよ。子供は無邪気だからねぇ」
白髪混じりの祖母はコスモスに目を落とし、ふふっと笑う。
「そんな呑気なこと言ってられないよ。花粉なんてついたら、洗濯大変なんだから」
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文字数: 724
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/10/1 9:35
最終編集日時: 2025/10/2 11:49
七宮叶歌
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第1回 ot 様
第2回 ot 様
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優勝者
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