光陰譚 (下巻)
下巻 ― 陰の谷
アルトはシエラに導かれ、陰の民の谷を訪れる。
そこは静けさに包まれ、夜空のような街だった。
笑い声も宴もない。
だがアルトの胸の空洞は、なぜかそこでは痛まなかった。
シエラは語る。
「私たちは“影”を背負うことで、光を守ってきた。
陽が眩しすぎれば、すぐに世界は焼けてしまうから」
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/9/28 14:10
エデン。
小さい頃からお話と詞を書くのが好きでした。
過去に書き溜めた物語や、最近書いた物語を載せていきたいと思います。
イラスト/ノーコピーライトガール様