海岸で

とある海岸のそばに一つの家があった。 その家に住んでいるのは黒塗りの魔女。 いついかなる時も全身真っ黒で子供がつけた、いわばあだ名のようなもの。 声を聞いた事がないので名前も分からない。 もしかしたら名前もないのかもしれない。 黒塗りの魔女はいつものように実験に使うものを集めるために岩場にきていた。 今日は何だか胸のあたりがむかむかする。 気分が悪い。 遠くまでは行けないかもしれない。 少し歩いただけで息が弾む胸を抑えながら岩場を歩いた。
きな粉餅
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