選択
高校二年の春、僕らのクラスには「卒業記念制作」の話が持ち上がった。
三年生になる前に、学校の歴史を残す映像を撮るらしい。
誰でも参加できる実行委員を募集すると、教室は一瞬だけ静かになって、すぐに誰かが笑った。
「めんどくさそう」
その一言で空気は決まった。
僕は手を挙げかけて、やめた。
窓際では、親友の樹が鉛筆を回している。
目が合うと、「お前、やると思った」と笑った。
「やらないよ」
「ふーん」
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2026/7/13 11:16
叶夢 衣緒。/海月様の猫
綺麗事が救いにならない夜の話。
正しさに置いていかれた感情と、
救われなかった青春の残骸。
優しい言葉ほど、いちばん痛い。
2023年
2月27日start
3月3日初投稿