真夜中の呟き
薬でくらくらする頭を枕の上に敷いて、音楽を聴く。
イヤホンから耳に流れこむ甘いギターと深い重低音が余計に脳を溶けさせる。
真っ暗な部屋で小さく光るスマホの画面に、なんとなく自分の孤独感を重ねる。
ただ体の中は愛と哀しさが泥のように混じっていて、むせかえしそうな涙の香りが部屋に充満している。
抱えられた羊のぬいぐるみの目は、多分私の全部を見透かしてる。影が含んだもがき苦しむ姿をじっと見つめる。
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2022/8/21 17:28
最終編集日時: 2022/9/17 3:53
菫
執筆初心者です。