幸せじゃないよ

幸せじゃないよ
ある日、こんな噂話を聞いてしまった。 「冬華って、八方美人だな」 「モテようとしてやってたんだっけ?あいつやばいな」 「優しい自分に酔ってたんじゃね?イタすぎだろ」 心臓が、止まった気がした。 僕が人の頼みを断って以来、僕への相談は仲がいい人以外からはなくなった。 それを楽だと思う自分もいる反面、僕はもう「いらない」んじゃないかなと、思ってしまっていた。
冬華
冬華
書きたくなったら書きます。思うように、手の動きに任せて。 そんな作品でよければ、ゆっくり読んでいってください。