通学路の木
十数年ぶりに故郷へ戻った。
町は建て替えられ、かつての面影はほとんど失われていた。
それでも、中学へ続く坂道だけは忘れていない。
その途中に一本の街路樹があった。
ある冬の日、その根元で同級生が死んだ。
教師や親は「事故だった」と言い張ったが、子どもたちは皆わかっていた。彼はいじめられ、追い詰められていたのだ。
そして自分は、輪の中で罵る側にいた。
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カテゴリー: お題
投稿日時: 2025/10/3 11:03
虹色のシャボン玉
適当に楽しくやってます!!
作品のサムネは全てAI生成によるものです