夕暮れ
その猫はいつも古本屋の前にいた。
日向に当たって気持ちよさそうに寝ているのを見て、羨ましいとも思った。
この古本屋は僕の職場でもあった。古い本から新しい本、漫画まで沢山の種類の本が置いてある。
ここでゆったり働いている毎日が楽しかった。
休日、本を読んでいるうちにすうっと瞼が降りてきた。
僕は首を振って何度も眠気を覚まそうとしたが、何度も同じ行を読んでしまって段々と眠りに落ちていった。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2024/10/28 10:29
けい
ゆるりと好きな事を描いてます。