声を聴いて 第七話

声を聴いて 第七話
 数日後、優斗は違う手話の本を借りに図書館へ行った。  手話の本を探していると偶然愛と会った。 『偶然だね』 『手話は大分覚えたの?』 『まだ会話できるほどじゃないよ。ちょっと待ってね』  そう送った後優斗は練習した手話で名前を言ってみた。ぎこちなくノロノロの手話だった。 『どうかな?』 『うん。分かったよ。名前を言ったのね』  優斗は初めての手話が通じて嬉しかった。  そんな事があったので優斗は俄然手話の勉強に身が入った。
よしだひろ
よしだひろ
まだ使い方もよく分かってません 童話を中心に色々書いてます 良かった点や悪かった点を率直に教えていただければと思います よろしくお願いします