『時渡りの祖母』

『時渡りの祖母』
町はずれに一人で暮らす祖母は、奇妙な力を持っていた。 毎年「敬老の日」になると、彼女はひと晩だけ若返るのだ。 しわは消え、髪は黒くなり、少女のころの声を取り戻す。 だがそれは祝福ではなく、呪いでもあった。 孫の凛が祖母に尋ねた。 「どうして敬老の日だけ若くなるの?」
エデン。
エデン。
小さい頃からお話と詞を書くのが好きでした。 過去に書き溜めた物語や、最近書いた物語を載せていきたいと思います。 イラスト/ノーコピーライトガール様