『時渡りの祖母』
町はずれに一人で暮らす祖母は、奇妙な力を持っていた。
毎年「敬老の日」になると、彼女はひと晩だけ若返るのだ。
しわは消え、髪は黒くなり、少女のころの声を取り戻す。
だがそれは祝福ではなく、呪いでもあった。
孫の凛が祖母に尋ねた。
「どうして敬老の日だけ若くなるの?」
0
閲覧数: 113
文字数: 681
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/9/15 8:40
エデン。
小さい頃からお話と詞を書くのが好きでした。
過去に書き溜めた物語や、最近書いた物語を載せていきたいと思います。
イラスト/ノーコピーライトガール様