鍵を無くした“俺”たちは

鍵を無くした“俺”たちは
「ヤッッッベ…。」 俺はビリー。突然だが、大切な鍵を無くした。どれくらい大切かというと、無くしたとバレれば首チョンパされるくらいカナ…。いや、マジで。冗談でも比喩でも無くチョンパされちゃう。マジでどうしよう…。 え?正直に言え?馬鹿なのかオマエ。そんな事したら、俺に未来はない。文字通り、首が飛ぶ。ところでオマエ、名前は?…へぇ。変わってんな。“ユーザー”ってのか。なあユーザー、お前、手伝ってくれ! うわぁ露骨に嫌そうな顔すんじゃん。俺の命掛かってんのよ? 助けるっしょ、普通。 …お!やってくれる?ありがとー😭マジで助かるわ。命の恩人様、早速だが、俺の通った道を遡ってくれねぇか。まず俺は職場を出た。それから歩いて帰った。以上!だが、そのどっかで落としたか盗られた。盗られた場合は、尚更俺の首が飛ぶ。知ってるか?ヘマの大きさによっちゃあ、冷血な人の判断は早いんだぜ。だから、上司から連絡来る前に早いとこ見つけなきゃなんねぇ。 俺はビリー。鍵の管理人やってる。色んな鍵を持ってるが、今日に限って一番重要な“鍵”のメンテナンスでお持ち帰りの日なんだよな…。カバンに穴空いてる訳じゃねぇし、落ちるなんて事そうそうねぇ筈なんだがな。
あいびぃ
あいびぃ
初めまして、あいびぃです! 見つけてくれてありがとう♪ 私自身、生粋のアニオタ・漫画オタなのでファンタジーが多めになってます…多分。 詳しいことは「自己紹介」にて! まだまだ若輩者なので、応援よろしくお願いします! ※❤︎&コメはめちゃくちゃ喜びますので、私を喜ばせたい方は是非! 私の事が嫌いな方はオススメしません。