忘れがたき炎の物語 第二章「エルフのドラゴン編」

忘れがたき炎の物語 第二章「エルフのドラゴン編」
第3話「沼地の魔物」 遠くの方で動物の鳴き声が聞こえる。 今夜は満点の星空である。 平原の気候は、降雨量が少ない為、乾燥しており、昼夜の寒暖差も激しい。夜は焚き火を絶やさず、クローク(マントのような毛布)にくるまっていないと凍えてしまう。 パチッと焚き木がはねた音で、ドロレスはふと目が覚めた。 ガラが起きている。見張り番をしているのだ。
判虹彩
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