もし君が好きと言ってくれれば。 1
もし君が好きと言ってくれれば、私はどれだけ嬉しかっただろう。君を想って泣くこともないし、悲しみで胸が押しつぶされるような感覚もなかっただろう。だから私は君を想って泣く。悲しみの後で。
「告白された!」
そんな言葉は私の心に纏わりついた。涙が出そうだった。ぐっと我慢した。
だって彼が好きだと言ったのは私じゃない、他でもない私の親友だった。
「へ、へぇ。そうなんだ。良かったじゃん。」
言葉ではそう言ったけど、心の中ではそんなこと1ミリも思っていなかった。
でも、嬉しそうに笑う彼女を見て、文句なんか言えっこなかった。
なんで?どうして私じゃないの?私の何処が悪かったの?ねぇ。
私、君に振り向いてもらえるように頑張ったじゃん。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2022/7/27 20:31
夜の子猫
初心者ですが、小説書くのが大好きなので個人的にやっています。もし私の小説を見かけて読んでくれたらとても嬉しいです。Twitterはしてません。m(_ _)m
投稿は少ししかできないと思いますがよろしくお願いします (´ •̥ ̫ •̥ ` )小5です。