東に泣く朝よ。
静寂が冬の襲来を告げる。
少し前まで、蝉が鳴いていたそこには、
もう茂る葉など、一枚もない。
夕日が指揮の最後を振り、
敬虔な蝉は惜しむことなく愛を囁き終えた。
コウモリは客席よりそれを知り、夜の戸を叩く。
もう冬は此処にいた。
夜もその腕を広げ、
終わりかけの線香花火のような朝を、
愛おしそうに抱きとめている。
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カテゴリー: 詩・短歌
投稿日時: 2024/12/22 6:12
よよ
静かで心に灯る物語を。
中学三年生にございます。
フリーイラストは、@matata-tatabi様の描かれたものを使わさせていただいているときがあります。
受検が終了いたしました。