第三話 国王、魔界を統治する
俺は国民五〇万人を一斉に大規模転移魔法で移動させた。その場所はかつて誕生、又は召喚された数多の勇者が挑んだ。魔界の入り口前。
大地に一つぽっかりと空く禍々しく渦巻く大穴。その手前に即興で魔法による、丁度五〇万人を収容できる都市を建造した。
地を隆起させ、大石を生成し、魔力で鉄や金を錬金し、我が行くままに形を作る。そして絶対不侵の障壁が都市全域を覆う。
最早これでも一見すれば大都市と呼べる規模だが。俺にとっては朝飯前に過ぎない。
「な、なんだここ!? 俺たちは移動……したんだよな?」
「こんな街見たことないぞ? まさかこれも王様がやったのか? 何でもありかよ……」
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/4/18 10:53
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
影白/Leiren Storathijs
実は26歳社会人です。
基本ライトノベル書きます。
異世界ファンタジー専門です。
執筆歴は10年以上です。