白黒ジグソーパズル
2019年12月24日、彼女は僕の前から姿を消した。
その日から僕の心は空っぽで、出来事全てがどうでも良く感じた。
ふらつきながら歩く姿を怪しまれ、髪は肩ら辺にまでのびて、爪は靴を履くのに血を出すほどのびていた。
それから、僕と彼女の思い出の場所に行ったが何も感じなかった。
その場でもたれこんだ僕はとうとう警察に目をつけられ、補導みたいな感じで家まで送られた。
家に着く。鍵を開けて玄関に入り、靴を投げ脱いでリビングに行く。
どこに行っても彼女はいない。まぁ、それは当たり前だ、なんせこの世にはいないのだから。
明日は墓参りにでも行こう。
こんな醜い姿を見せたくないが、今更おしゃれする気にもなれない。とにかく明日だ。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2022/7/27 12:47
最終編集日時: 2022/7/30 10:02
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
嵐R.M