とすり 背後から軽い音がした。その反面俺の肉体にはぞぶりと肉の繊維を切り裂き、進む感触がした。 困惑の声を上げる間もなく足の力が抜け正面に倒れ込む。 理解できない現状に思考が停止しかけながらもなんとか腕を動かし嫌な感触のした背に触れる。 ぬちょりとした粘液質な何かが手にベッタリと着いたのがわかった。 その正体が何であるのか、それをあたまのなかでおよそわかってはいるがそれでも視界に入れてかくにんをとろうとする。 それは、   アカイエキタイダッタ。
鬼ウサギ
鬼ウサギ
結構ファンタジー系の方面に寄った作品が多くなると思います。それと、かなり不定期に書くので全然上がらないことが多々あります。こんなのでも良ければ見ていってください!