異世界令嬢は恋に落ちる

異世界令嬢は恋に落ちる
第一章 転生からの始まり  目を開けるとそこには見たこともない大きなベットに私はいた。だが、体は重くあからさまに体つきが違いすぎた。私は確かめるかのように部屋にある大きな鏡の前に立った。 「うそっ⁉︎」 体を包み込む腰まで伸びた、ふわふわした綺麗な金髪の髪。色白ですらっとした体そして何より、なによりも目立つ−無色−の目を持った美女が今、私の前にいや鏡に映っていた。だが、なぜか見覚えがあった。まぁそれは後で考えるとしよう。まず本題はこれは夢か?いやそんなはずはないなぜなら私はもう死んでいるのだから…  これは私が死んで今の状況になる前の話である。私はごく普通に働くOLで有象無象の人の中の一人であった。他のOLと唯一違ったところは大の恋愛ヲタクだということぐらいで、それ以外はなんの取り柄もなかった。こんな私がどうやって死んだのかと思うと、それは交通事故や自殺などといったありきたりな死ではなく、寝不足によっての過労死だった。我ながら呆れるほどに今はまっていた恋愛ゲームに没頭しすぎて、あれよあれよと時間は過ぎ気付けば何日かも分からないほどになっていた。当然その何日かの間は食事などしておらず、飲み物さえ飲むことも忘れていた。そのおかげで、ポックリと私は死んだわけだ。 「死んだ理由は思い出しましたが…なんですのこの状況は−−」 そしてなぜか、喋るとお嬢様のような喋り方になってしまう。なんなんだ本当に 「はぁー」 私は心の底からため息をつくことしかできなかった。パリーン途端に大きな音が部屋中に響き渡った。
神楽咲 深雪
神楽咲 深雪
一章説づつ出していくのでよろしくお願いします!