7、守護ノ土

7、守護ノ土
 土に魔力を込め、形を作って操られる人形、ゴーレム。 「まずは一発、挨拶代わりです!」  引き金を引いてゴーレムの腹に銃弾を入れる。  予想は銃弾が弾かれるか、めり込む。  弾かれれば銃は無意味を示す。そんな絶望の可能性が当たる。弾かれた様だ。 「……予想の範疇ですが、最悪です……勝ち目があるとは思えませんね……っ⁉︎」  ゆっくりと歩いて来ると思っていたら、瞬発的な速さで地を蹴り、拳を地面に叩きつける。 「……どうしたものでしょうか……。銃弾が通じる場所があることを祈るのみですか!」  頭、関節、腕……。打ち尽くしたが、どこも弾かれるか。 「……はぁ……はぁ……。ダメです、僕の体力が持ちませんね……」
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 ファンタジーな小説を書くことをメインにしています。  本社では面白さ(大)と読みやすさ(小)を重視して作っているつもりです。 今連載中の小説 『転生鍛治士のガンライフ』 コメントをしてくれると嬉しいです。  高校生の妄想を詰め込んだ小説ですが、どうぞ読んでください!