第二巻 崩壊 第2章
第2章 沈む都市
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【03:00 川崎臨海部】
夜明け前の闇の中、炎の色だけが街を照らしていた。
工場群の煙突が倒れ、炎上する油槽が黒煙を噴き上げている。
無線は断続的に雑音を混ぜながら、絶望的な報告を流し続けていた。
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カテゴリー: SF
投稿日時: 2025/10/23 9:50
最終編集日時: 2025/10/23 13:26
June 4
大好きな作家は星新一と東野圭吾、小松左京です。
「多彩な想像力で、感嘆を」をスローガンに頑張ります。