-1日
今日も彼女の席は空席だ。彼女がいなくても、クラスメイトはいつもと同じ日常を過ごしている。
彼女の席には、彼女の代わりにクラスの陽キャ女子が座っている。彼女が今ここにいないから、断りを入れる必要が無いと思って座っているのだろう。
だけど、僕にはそれが許せなかった。楽しそうに談笑しながら昼食を食べるその女子から、今にも「あの子がいなくてラッキー」と聞こえてくるかのようで、見ていられなかった。別に、そんな気はないのは分かってる。でも……。
悪い妄想で自分の頭が満たされないように、僕はそっと教室を出た。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/2/22 11:00
最終編集日時: 2025/2/23 22:49
野刈魁(ノガリヤス)
心優しいウォンバットです
基本的に脚本を書いています
はりこのトラの穴
(https://haritora.net/script.cgi?writer=9705)
もよろしくお願いします
無言フォロー御免