風の標し 第4部 廻る環
第4部
第1章 現世の境界
令達が家路についた頃には 深夜を回っていた
終電も過ぎ……町は眠りに着いている
ジジ……ジ
駅前の電話ボックスの 蛍光灯が所在なげに揺れていた
緩く 明滅する 信号が 車通りの無い町を 冷たく照らしている
令は俯いたまま 手を握ってくれる 慎の 暖かい手に身を委ねていた
アラバギはラキと後に続いている
あれから……アラバギは顔も向けてもくれない
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文字数: 26754
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/4/23 6:36
最終編集日時: 2025/5/18 10:52
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
古都綾音
ライトノベル等書いてます
よろしくお願いいたします
主に巫女ものがすきです
和風ファンタジー
どうぞいらっしゃいませ
ド天然おばさんでーす
一緒に書こうよ 幸せを💞がモットーでーす\(^o^)/
元 蛍里 時雨です
風の標しは16年も前の小説を書き足してます
なのでね出てくる携帯が ガラケーだったり 自動改札が普及し始めたりも❣️ノスタルジックな冒険をお楽しみください